[音楽008] 5分で分かりはしないが数曲でわかるEDMの魅力(サウンド編)
完全なる仕事の合間の箸休め。ご配慮痛み入ります。
EDMとは何か。Electronic Dance Musicの略である。別に私は専門家でもなんでもなく、ただ好きなだけ。ただ好きなだけの私がその魅力を語ってみる。曲をちゃんと聴いて欲しいので、「5分で分かる」とはいかないが、数曲でEDMの魅力がわかってもらえるはず。今回はそのサウンド編。
いまやEDMにも色々なジャンルがあり、逆に言えば明確な線引きができないほどの広がりとなっているが、典型的には4つ打ちのリズムをイメージするだろうか。いや、ただドンドンいわせてるだけではなくて、なかなか聞き応えある世界広がってるんだぜえというのがこの記事の主旨。
やはり聴いてもらうのが早い。まずEd SheeranのDon’tを聴いてみよう。これはEDMの曲ではない。ノリが良くて、これはこれで良い曲。東京ドームのライブでも盛り上がった。
この、振り回され弄ばれる男の嘆きをDon DiabloのアニキがEDMにリミックスするとこういう感じになる。
ほとんど原型をとどめていないが、カッコいい。これは私の好みになるが、ベース音やキックの打ち方のカッコよさ、そしてそれがあってのシンセ・サウンド。わかりやすいEDMの魅力だと思うのだが、どうだろうか(EDMのシンセ・サウンドの良さを感じるにはTiësto & HardwellのWritten In Reverseあたりも悪くない)。
次に、前記事でも登場したSteve Aoki師匠がトロントのDJ AutoerotiqueとコラボしたILYSMを聴いてみよう(本当は下記動画ではなく、もうちょっと良い音質で聴いて欲しいのだが)。
ベース音やキックの打ち方がカッコよすぎて、途中のペロペロペロ〜という音すらカッコよく趣ある音色として響いてくる。ILYSMは何の略でしょう?という授業でも使えなくもない。
さあ、もう一歩進んで、ちょっと上級編のカッコよさとしてフランスのDJ Tchami兄のAfter Life (feat. Stacy Barthe)を紹介したい。変な言い方をすれば「昴」のEDM版というか、ひたひたと高めていってのサビ後がすごい。大胆な音の強弱。このエレガントさとキレ味をEDM以外で味わえるだろうか。
最後に、まとめとして再びDon Diabloのアニキに登場願い、Save A Little LoveでEDMの気持ち良さを感じて終わろう。上の3曲は「音、かっけ〜」を味わうための3曲という感じだが、そうした要素を随所に持ちつつも全体としてポップな曲として仕上げており、この曲の完成度の高さ=耳気持ち良さは群を抜いていると思う。気づいたらリズム取ってちょっと踊ってたりしません?EDMの世界へようこそ。