レビュー
[本088] 川口(編)『教育格差の診断書』

[本088] 川口(編)『教育格差の診断書』

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見た目以上に重厚な良書で、ものすごく構成のバランスが良い。教育に関する事象の計量分析やパネルデータの分析についても示唆に富む。本書を読んで、分析を理解した上で議論できるようになることを大学院レベルの一つのゴールとしてもいいのではないか。第2章だけでも研究法・調査法の授業やゼミで読む価値がある。私自身もゼミで取り上げるつもりだ。

統計学や調査法を十分理解した上で指導できる教員がいるかというのが教職大学院などでは課題になりそうではあるが。。

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