レビュー
[本112] 小田中『歴史学のトリセツ』
移動中の読書。話の枕として(著者自ら)批判した教科書の記述はどう改訂したらよいのか、歴史の先生方は現状の教科書あるいは改訂版でどう授業を展開したらいいのかまで具体的に書かれていると良いのにとは思ったが、歴史の見方・考え方をおおづかみにアップデートしてくれる一冊で、おもしろかった。意外と外国語教育研究にも重ねて読んだ。
- 小田中 直樹 (2022).『歴史学のトリセツ: 歴史の見方が変わるとき』筑摩書房.
所属学部の国際学科にはグローバル・ヒストリー専修があるが、入り口のところで本書を読んでおくと良いし、色んな話が繋がって聞けるようになるので、同専修以外の学生にも俯瞰的知識が得られる一冊として薦めたい。
watari
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