レビュー
[本115] 永田『データ視覚化のデザイン』

[本115] 永田『データ視覚化のデザイン』

Pocket

以前に紹介した

  • 京田クリエーション・原 あいみ (2020).『素人ですが、デザインしてみました。: プロのきほんが学べる14のストーリー』PIE.

にあるようなセンスは、以前と比べれば多くの学生が持っていて、スライドのデザインや使い方について指導する必要はほとんどなくなっている。Canvaなどのサービスもとても上手に使いこなす。

小中高は、目眩のするポンチ絵が日々あちこちから降ってくるし、Web 1.0みたいな「パワポ」がまだまだ多いかもしれないが、やがて若い世代を中心に先生方にも波及していくだろう。

一方でグラフとなると、学生もまだまだ上手くない。Excelがはきだす見にくいグラフをそのまま貼ったり、そもそも目的に応じて使うべきグラフを適切に選べていなかったりする。

なのでナチュラルボーンでセンスに満ちているのでもない限り、こういう本を積極的に読んで欲しいし、それは結果としてコミュニケーションの合理的配慮にも繋がることだと思うのだが、最後の章なんかは組織で働く上での考え方としても重要で、事務のみなさんに贈るのが先かしら?と思ったりする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です