レビュー
[本132] 安藤『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』ほか
咳が止まらず臥せながら連休中に読んだ本。
- 安藤 聡 (2022).『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』平凡社.
結局こういう話を読むのが好きである。全然無駄じゃない。
- ノーレン・ガーツ(南沢 篤花(訳))(2021).『ニヒリズムとテクノロジー』翔泳社.
こうしてSNSを利用する自分の受動的ニヒリズムへの囚われにため息を吐きつつも、特に前半、思考がぐいぐい進んでとても面白かった。こういう整理の枠組みが欲しかったところ。
- デボラ・P・ブリッツマン(下司 晶・須川 公央・波多野 名奈・関根 宏朗・後藤 悠帆(訳))(2022).『フロイトと教育』勁草書房.
意外にというとアレだが、読みにくくなかった。詳しくないので純粋にお勉強というところと、授業研究に引きつけて読んだ部分と。
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斉加 尚代 (2019).『教育と愛国: 誰が教室を窒息させるのか』岩波書店.
今更だが熟読。英語教育にも中村敬・峯村勝『幻の英語教材: 英語教科書、その政治性と題材論』などが無いではないが、こういう話への英語教育の巻き込まれ&利用され具合に敏感な人はどの位いるかな(英語の場合はもっぱら「グローバル」、「エリート」の文脈だが)。
watari
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