レビュー
[本142] 北村『英語の路地裏』
一つひとつの記事はコンパクトにまとまっていて驚くほどサクサク読めるにもかかわらず、どれもinformativeでとても良い本。英語に興味のある学生に広く薦めたい
- 北村 紗衣 (2023).『英語の路地裏: オアシスからクイーン、シェイクスピアまで歩く』アルク.
帯の言う通りで、英文を取り上げて構造や解釈の仕方を解説をする際、こうやって文化的背景を加えて解説してくれるほうが圧倒的に好みだし、中上級者には本書から原著や引用記事をあたってどんどん広げていってもらいたい。
「おそらく、ある程度英語を運用できる能力があり、かつその力を維持している人というのは、日常的に摂取しているコンテンツを自分で勝手に『教材』にしているところがあるのではないかと思います」(p. 247)というのは本当に共感するし、私の周りにもそういう人がいっぱいいる。
本書で紹介されている『ゲーム・オブ・スローンズ』の「文法警察」のくだり、私も最初に観た時、どこかで使えると思って思わず動画撮っちゃったもんな。結局使う機会は未だ来ていないが。。。
watari
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