レビュー
[本143] 佐伯(編)『子どもの遊びを考える』
分厚くもなく、タイトルと編者の名前から読みやすい幼児教育本を期待するかもしれないが、論じていることはかなり抽象的で難解。
- 佐伯 胖(編) (2023).『子どもの遊びを考える: 「いいこと思いついた!」から見えてくること』北大路書房.
内容はタイトルの通りなのだが、『中動態の世界』等を併せて読み進めるか事前に読んでいないと読み通しても腑に落ちた感覚は得られないだろう。
それでも第1部はかなり丁寧な書き方で、比較的読ませる文章だとは思う。関係者は第2部の佐伯論文も必読。読んでいて、タモリさんの「真剣にやれよ!仕事じゃねえんだぞ!」という名言を思い出した。
watari
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