TED recommendations to students 2016
1「英語学習法Ⅰ」の課題として,TED: Ideas worth spreadingの動画を自由に視聴し,先生として生徒に紹介したいと思うものについて,「内容紹介」と「印象的な英語表現」,およびそれを取り上げた理由をまとめてもらいました。
その際,参考資料として昨年度までの同科目同課題ページを紹介し,自由に参照してよいこととしています。
以下,提出された順に紹介します(同じ動画がお薦めされた場合は,先に紹介してくれた人のところに別の推薦者の紹介文も掲載しています)。
※追記(2016年7月6日):
授業内の紹介プレゼンでは以下の5本が選出されました。
- Stella Young: I’m not your inspiration, thank you very much by NU
- 「やる気に関する驚きの科学」(Daniel Pink) by HN
- My year reading a book from every country in the world (Ann Morgan) by KH
- How Do YOU Define Yourself (Lizzie Velasquez) by KI
- Ken Robinson: Do schools kill creativity? by FW
この内いずれかと、グループ内で紹介された別の動画を視聴し、感想を提出、またはコメントとして投稿してもらいました。コメント欄の38コメントがそれです。
Ken Robinson: Do schools kill creativity? by FW
内容紹介:
この動画でケン・ロビンソン氏は主に教育と子どもの創造力について話している。子どもは誰もが比類なき才能をもっていて、それを大人が無情にも無駄にしてしまっている。子どもたちが秘めている潜在能力である独創性はすばらしいものであるにもかかわらず無駄になってしまっている。話の中で彼は創造力は識字能力と同じくらい教育に必要で、創造力と識字力を同等に扱うべきだと述べる。
印象的な英語表現:
- if you’re not prepared to be wrong, you’ll never come up with anything original.
- 間違えることを恐れていたら 決して独創的なものなど思いつかない。
取り上げた理由:
あなたが絶対に失いたくないものはなんですか?私が絶対に失いたくないと思うものはオリジナリティ、つまり自分らしさです。自分らしさとは個々人の独創性、創造力から生まれるものだと思います。現代の人々の中には自分らしさを失ってしまっている、または表現できなくなってしまっている人もいると思います。それは学校教育で創造性が軽視されていることも少なからず、関係していると思います。皆さんも一度は耳にしたことがある「みんなちがってみんないい」というフレーズを元にこの動画を生徒に紹介したいと思います。
Ken Robinson: Do schools kill creativity? by KS
内容紹介:
現在の教育制度に疑問を抱く人はどれほどいるだろうか。子供の持つ創造性を無駄にしてしまう、それが現在の学校である。学校では学習する科目に優劣をつけている。数学や語学は上位に、芸術系は下位に、と言った具合に。もちろん、入学試験も数学や語学を重視する。つまり、学力重視社会となっているのだ。果たしてこれでいいのだろうか。学校の成績だけが知性だと思われているこの時代、「無数の天才的で創造性溢れる人たちが『自分は才能がない』」と感じている。Ken Robinson氏は知性の意味を多様であること、ダイナミックであること、比類ないこと、と捉えている。つまり、知性とは創造性である。創造力こそが子供に求められるべき力なのである。社会が創造性を否定する今、我々がしなければならないことは、「人間の限りない創造性が私たちの生を豊かにすることを知り、子供たちが未来の希望であると認識」して、予測不可能な未来を生きていく子供たちをサポートすることである。
印象的な英語表現:
- They look upon their body as a form of transport for their heads.
- 彼ら(=教授たち)は自分の体を、頭を運ぶための乗り物としてしか見ていない。
取り上げた理由:
今回のテーマは「先生として生徒に紹介したいと思うもの」であったので、特に高校生に紹介したいものを選んだ。高校生は人生の大きな分岐点である。卒業後、就職するのか、進学するのか。また、どの系統に進学するのか、将来はどうするのか。その岐路に立った時、考えてほしい。「自分がやりたい事は何か?」その答えこそが創造性であり、知性である。私は生徒に社会にとらわれない、「知性」を持った大人になってほしいと願う気持ちを込めて取り上げた。
My year reading a book from every country in the world (Ann Morgan) by RS
内容紹介:
その人について知りたければその人の本棚を見ればよいという言葉があります。アンさんは自分を教養ある国際的視野をもつ人間だと思っていました。しかし、彼女は自分の本棚には英国米国のものがほとんどで、翻訳書がないことにショックをうけました。
そこで、2012年ロンドンオリンピックの年に196カ国の本を読むことを彼女は決めました。
本を読むことを決めてから、彼女は自身のブログで本を求めていることについて投稿しました。すると、各国の人から英語に訳された本が送られてくるようになりました。彼女は遠く離れた人々が一生会うこともないかもしれない自分のために親切にしてくれたことに驚きました。あるときには、彼女のためにだけに英語に翻訳をして本を送ってくれる方もいました。
世界の本を読んで彼女が気づいたことはやはり、自分の無知さでした。世界を知ると言うことは時に居心地が悪い場合もあります。それは自分自身と価値観が異なっているからです。しかし、そこにこそ大きな学びの可能性があることに彼女は気がつきました。
また、本を送ってくれた人との出会いがあったことで、本自体に人と人とを結びつける力があることも再確認し、もっと翻訳出版がされれば皆がもっと豊かになれると述べました。
印象的な英語表現:
- Wrestling with unfamiliar ideas can help clarify your own thinking.
- 馴染みのない考えと格闘することで自分の考えが明確になる。
取り上げた理由:
私は読書をあまりしません。大学生になって、先生方が読書をおすすめするのを聞いて読みたいなあという気持ちはとてもありました。しかし、時間もないし元々本を読むこと事態そこまで好きじゃないな、と思っていました。
しかし、自国の本しか読んでいないという点で自分の世界を狭いといっているアンさんのスピーチを聞き、本を読んですらいない私は彼女よりもはるかに世界が狭いことに気がつきました。
彼女の経験と考え方から、読書の素晴らしさだけでなく、人との繋がりや暖かさも感じられたので紹介したいと思いました。
My year reading a book from every country in the world (世界中の国の本を1冊ずつ読んでいく私の1年, Ann Morgan) by KH
内容紹介:
その人について知りたければ本棚を見ればよいとよく言われる。自身を多読家だと自認するAnn Morganさんは自身の本棚が何を語るのか自問した際、大変なことに気がついた。本棚にあった本のほとんどは英国か米国の作家によるもので、翻訳書がほとんどなかったということである。彼女は自身のしている読書に巨大な文化的盲点を発見し衝撃を受け、2012年、ロンドンオリンピックの年の間に世界のあらゆる国(196ヵ国)で書かれた小説や短編集、自叙伝などを読もうと考え実行した。そこで 驚くべき学び、人との素晴らしい繋がりを得ることができた。彼女は本が持つ素晴らしい力によって私たちは多くの点で目を開かせられ、そこには大きな学びの可能性が広がっている。そして私たちの生きる時代とは、物語や世界観や本といったものを簡単に分かち合える時代である。私たちは本を読むことでもっと豊かになれるのであると述べた。
印象的な英語表現:
- These days, when I look at my bookshelves or consider the works on my e-reader,they tell a rather different story.
- 近頃では自分の本棚を見たり電子ブックに入っている作品のことを考えると、それが別の物語を語っているのを感じます。
- It’s the story of the power books have to connect us across political, geographical, cultural, social, religious divides.
- それは政治的、地理的、文化的、社会的、宗教的な違いを越えて
本が私たちを結び付ける力についての物語です。
- それは政治的、地理的、文化的、社会的、宗教的な違いを越えて
- It’s the tale of the potential human beings have to work together.
- 人間が協同することの可能性についての物語です。
取り上げた理由:
最初に私も読書をすることが多いことからこの題名に興味を持ち視聴しました。私は先生になったら生徒にたくさんの本を読んでもらいたいと考えているため、彼女のように196ヵ国とは言わないまでも、様々な国や人の文化や価値観について本を通じて知り、自分の世界を広げていってほしいという思いがあって紹介しようと考えました。
The power of introverts (Susan Cain) by KM
内容紹介:
外向的であることが何より評価される社会において、内向的であることは肩身が狭いように感じられます。内向的であることは正しくないことでしょうか。恥ずかしいことでしょうか。この動画のなかではSusan Cainさんという女性が“内向的な人が秘めている力”について述べています。
内向的な人というのは、静かで目立たないところにいるほうがやる気がでて生き生き能力を発揮できる人のことです。しかし、学校や職場では社会的で活動的な人を求めるように、外向的な人のためにつくられたようなもので、内向的な人にとっては能力を発揮しづらい環境です。過去の偉人やデータからいえるように、内向的な人は自分に合った環境・方法、そして自分のエネルギー・喜びを他の人に分け与える少しの勇気を持てば、世界にものすごい才能と能力をもたらすことができるのです。
印象的な英語表現:
- The world needs you and it needs the things you carry.
- 世界はあなたとあなたが持っているものを必要としています。
取り上げた理由:
私自身も内向的であると感じることがあり、内向的な自分に対して恥ずかしさや不便さ、否定的な想いがあったからです。また、先生として生徒に紹介するということで、内向的な性格なために自分に自信を失っている生徒がたくさんいるのではないかと考えたからです。
この動画のなかでSusanさんが学校の先生が外向的である子供を理想として指導する傾向にあると述べている場面がありました。学校にはたくさんの生徒がいてそれぞれが違った能力・才能を持っています。この動画を紹介することによって、外向的な生徒、内向的な生徒、それぞれの生徒が能力を発揮し活躍できるような、また生徒自身がその勇気を持てるような環境に近づけることができたらうれしいなという想いから取上げました。
「やる気に関する驚きの科学」(Daniel Pink) by HN
内容紹介:
今まで有効だと考えられていた、成功報酬的な動機づけ(If Then式)は、現在でも有効な場合はあるが、それは単純作業や答えが簡単に出る仕事の時だけで、クリエイティブな発想が必要とされる21世紀的な作業には、効果はなく、むしろ視野を狭めたり可能性を限定したり害を及ぼす事さえある。しかし、多くの企業はこの事実に気がつかないまま、成功報酬的なやり方を続けている。今企業がすべき動機づけは、①自主性、②成長、③目的 の3つに基づくべきである。とくに自主性が重要で、スケジュールがなかったり、仕事時間の20%を自由時間にしたりすると、結果として生産性があがり、企業として成功を収められる。高度なパフォーマンスには、報酬や罰よりも、意欲の方が大切である。
印象的な英語表現:
- Do it because you like to do it.
- 好きだからやるのです。
- 序盤のI want~ の繰り返し
- 英語は同じ表現を使うことを嫌うはずだが、何度も繰り返しこの言い方で話すことで強調していることがよくわかる表現だと思ったから。
Teach girls bravery, not perfection (Reshma Saujani) by RH
内容紹介:
Reshma Saujaniさんは周りからたくさんの批判もありながらも勇気を持って下院選に出馬した。結果は落選であったが、彼女は「33歳になって本当に勇気のあることをした」と語っている。
多くの女性たちは自分が確実にできるものだけを仕事として選ぶ。男の子たちは勇敢になるように育てられてリスクを取る習慣が身についているが、女の子は完璧になるように育てられてリスクや失敗を避けるように教え込まれているからだ。そのため、女性はどうしても正しくないことや完璧でないことを恐れてしまう。私たちはそれぞれ良い考えを持っているのにそれを発揮できないのはもったいない。それぞれの良さを発揮するには「不完全でも良いんだ!」と女性たちを社会的に条件付けるべきであり、学校や職場などで早い段階から勇気を持つことを教える必要があると彼女は語る。
印象的な英語表現:
- We will be loved and accepted not for being perfect but for being courageous.
- 愛され受け入れられるのは完璧であることによってではなく、勇気を持つことによってなのだ。
- Be comfortable with imperfection.
- 不完全であることを受け入れなさい。
取り上げた理由:
私自身、完璧主義な性格である。そのため、ひとつのことが完璧に終わらないと次に進むのが怖かった。しかし今回のスピーチを聞き、「完璧であるよりも次に進む勇気を持て」という言葉に強く胸を打たれた。多くの女の子たちは私のように完璧主義な子が多い。完璧であるということはもちろん大切なことであるが、勇気を持って新しいことに挑戦することの大切さをたくさんの生徒にわかってほしいと思い、このスピーチを選んだ。
Rita Pierson: Every kid needs a champion by MT
内容紹介:
リタさんは教育者の家系で育ち、自らもその道を選ぶ。祖母や母親の姿を見ながら育っ たため、これまでの教育改革はたくさん目にしてきたという。子どもの中退や不勉強の原因 は、貧困や欠席日数の多さ、悪い友人の影響だ…というあくまで議論にあがる原因に、リ タさんは核心を突いた付け足しの原因を示す。それは、「人間関係の価値と重要性」だとい う。すぐに理解をしてもらおうとするのでなはなく、まずは理解することから始めるべきだ と。リタさんは自分の経験からいくつか例を出して話した。子どもに対して謝ること、子どもたちの存在意義を教えることなど…、そして子どもたちは、自分は重要な人物なんだと考えられ るようになる。リタさんは子どもたちの気持ちを高めるように、いつも前向きなことを子どもたちに投げかけた。子どもたちの最大限の力を発揮させられるような大人、味方が、つまり教 育者である。大変なのは分かっている、でもそれは不可能なことではない、教育者としての 使命を高々に宣言し、リタさんのスピーチは終わる。
印象的な英語表現:
- “I am somebody. I was somebody when I came. I’ll be a better somebody when I leave. I am powerful, and I am strong. I deserve the education that I get here. I have things to do, people to impress, and places to go.”
- 私は重要な人間です。もともと重要だったけど、もっと重要な人間になる。私には力 がある。私は強い。私はここで学ぶに値し、やることがあり、感銘を与える相手がいて、行く場所もある。
- Is this job tough? You betcha. Oh God, you betcha. But it is not impossible. We can do this. We’re educators. We’re born to make a difference.
- 大変だと思うでしょう?その通り、実に大変です。でも不可能ではありません。できま す。我々は教育者ですから。貢献するために生まれたのですから。
取り上げた理由:
私はまず、リタさんの力強いスピーチに惹かれた。子どもたちの心をいかにこちらに向けさせるか、リタさんは自分も夢中になって教育現場で悩み、失敗し、努力を続けた。彼女が 同僚に言った言葉「子どもは嫌いな人から教わろうとは思わない」、本当にその通り。いくら 優れていようと、子どもたちをただの教える対象としてしか考えない教師は成功しない。成功というのは、子どもたちが教師を自分の味方だと思い、なんの恐れもなく、学ぼうと、挑戦しようとできることだと思う。これはこの動画を見て、思えたことだ。
教師になるということは、子どもたちと人間関係を築くこと。子どもたちが多くの伸びしろ を持っていて、それを伸ばしていくのが教師だと思うこと。不可能はない。
リタさんの教育者としての考えすべてに感銘を受けた、それがこの動画を選んだ理由で ある。
How to make stress your friend by IN
内容紹介:
「去年どれくらいストレスを感じましたか」、「ストレスは健康に害になると信じますか」という質問をアメリカの3万人の成人に質問し、公開されている死亡記録を使って回答者の誰が亡くなったか調べた。前年にストレスを感じさらにストレスは健康に害になると信じていた人たちは死亡するリスクが43%高かった。しかし、ひどいストレスを経験しててもストレスを無害だと思っている人たちはストレスを経験していない人たちよりも死亡リスクは低かった。この結果より、ストレスに対する考え方を変えることでより健康になれるということがわかった。
たくさんの人の前で発表するときなど心臓が高鳴り、呼吸が速くなり、汗が噴き出ることがある。これはプレッシャーや不安を感じている時だという。しかしあえてそう考えず体に活力を与えチャレンジに立ち向かえるように準備してると考える。そう考えることによって血管はリラックスしたままデとてもいい状態になる。
もう1つの調査では「去年どれくらいのストレスを感じましたか」、「コミュニティーや近所の人、友達を助けるためにどれくらい時間を費やしましたか」という質問をアメリカの成人にしたところ、やはりストレスを感じていてもほかの人への思いやりに時間を費やした人はストレスから来る死亡がなかった。
ストレスの多い仕事とストレスのない仕事どちらを選んだ方がいい?という質問に対してKerryはこう言う。「意義あることを求める方がただ不快感を避けようとするより健康には良い。そして人生の意味が見いだせるものを追求して、そこで経験するストレスに対応できると自分を信じること。」
印象的な英語表現:
- One thing we know for certain is that chasing meaning is better for your health than trying to avoid discomfort.
感想:
ストレスをプラスにとらえるなんて思ってもなかった。自分の考え方次第で死亡率が変えられるなら今すぐストレスへのイメージを変えようと思う。あと、人との関わりは大切なんだと思った。これからはどんなに忙しくても人との、特に友達との関わりを減らさないようにしたい。
A broken body isn’t a broken person by JY
内容紹介:
クロスカントリースキーのオーストラリア代表だったジャニーン・シェパードさん。しか し、ある日の自転車訓練の途中に猛スピードの小型トラックと衝突し、全身に重傷を負う。 意識は回復しても下半身は全く動かない状態。彼女はかつてのアスリートとしての人生と の落差を感じて絶望する。だが彼女にある考えが―「歩けないのなら、飛べばいい」― それから彼女は飛行訓練学校に通い、様々な免許・資格の取得に成功。現在はアクロバッ ト飛行のインストラクターを仕事としている。
印象的な英語表現:
-
I now know that it wasn’t until I let go of who I thought I was that I was able to create a completely new life.
- 自分で決めつけていた自分を捨てて 初めて新しい人生を作れるのだとわかりました。
-
if we are to move towards our collective bliss, it’s time we shed our focus on the physical and instead embrace the virtues of the heart.
- 全体の幸福を掴もうとするなら 物理的なことに目を向けず 心の声を受け入れてください。
取り上げた理由:
車椅子に乗っている人は「病気ではない」という意味での「健康」には当てはまらない。
だが、例えばプロの車椅子バスケの選手たちは健常者を惚れ惚れさせるほどのプレーをす る。彼らをたんに「下半身が動かない」からといって「健康ではない者」とすることは自 然であろうか?
WHO による定義はこうだ。「健康とは身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であ り、たんに病気あるいは虚弱であるということではない。」 スピーカーであるジャニーン・シェパードさんは事故により下半身の自由を失った。しか し、現在は希望を持ち直し、アクロバット飛行のインストラクターとしてその仕事に生き がいを感じている。彼女は間違いなく身体的・精神的・社会的に健康な人間の一人だ。
障がいを持つ人でも「健康」でいることができる。その逆もまた然り、健常者だからと いって常に「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態」でいられるとは限らない。 「健康とはなにか」「健康でいることの喜び」についての考えを持ってもらいたい。
How to speak so that people want to listen by MC
内容紹介:
「人間の声は世界で最も強い音だ。」とジュリアン・トレジャーは言う。戦争を始めるのも愛を伝えるのも人間の声から始まる。声はこんなにインパクトがあるのに、時々自分の話を聞いていないという経験をすることもある。ジュリアンはこの理由に「話者の七つの大罪」があると説いた。その七つとは、噂話、批判、ネガティブさ、不平、言い訳、誇張、独善的だと言う。この悪しき習慣を避けるべきだと述べた。また、前向きに取り組むための4つの礎がある。その頭文字をとると、HAIL(熱烈に歓迎し、称賛する)になる。その4つとは、Honesty(正直さ:率直で明快)、Authenticity(素直さ:ありのまま、)Integrity(誠実さ:有言実行、)Love(愛:皆の幸せを願う)である。私たちには道具が備わっており、それを用いて話す力を高めることができる。道具の一つは、まず、声域である。鼻から声を出せば軽い声となり、胸から話せば深い低い声になる。そして声色。人は温かみのある声を好くと言う。
また、調律も大切なところで、一本調子でなく抑揚をつけるべきだとしている。そして、ペース。ゆっくり話せば強調することができ、沈黙を置くと、注意を引くことができる。そして感情の高ぶりは音高(ピッチ)とテンポで表現できる。また、大きな声で話すと興奮した調子を伝え、静かに話すと注意を引くことができる声量も道具の一つであると言う。スピーチなどといった重要なことを話すときにこの道具を見直すとよいだろうと奨励している。最後にジュリアンは、声を出すウォーミングアップ法を紹介し、スピーチを終えた。
印象的な英語表現:
-
Human voice is the most powerful sounds in the world, probably.
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It’s the only one that can start a war or say “I love you.”
取り上げた理由:
言葉は人間が生きていくのに必要不可欠だ。言葉には力がある。人を励ますこともできるし、傷つけることもできる。人に伝えたいのに相手が話を聞いてくれないときがある。これからの人生の中でも大勢の人の前で話す機会がある。人に関心を持って自分の話を聞いてもらいたいときの伝え方を知っておくと、便利だろうと思ったから。
10 ways to have a better conversation (Celeste Headlee) by SI
内容紹介:
会話には話すことと聞くことのバランスが大事であるが、私たちはどこかでそのバランスを失ってしまった。このプレゼンでは、プロのインタビュアーであるセレステ・ヘッドリーさんがこの指摘をした上で、より良い会話をするために必要な10のルールを挙げている。それは私たちがよく耳にするような「話し手の目を見ること」や「相槌を打ち微笑む」などといったことではない。ただし、特別難しいことでもなく、彼女のインタビュアーという仕事にとって大事なことも生かした上で私たちがすぐ実践できるものとなっている。それらを知り、どれか一つでも実践することで、これまで以上により良い会話ができるようになるのである。
印象的な英語表現:
-
A good conversation is like a miniskirt; short enough to retain interest, but long enough to cover the subject.
- いい会話はミニスカートのようなもの。興味を引けるくらいに短く、ただし肝心なところをカバーできるだけ長くすること。
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Go out, talk to people, listen to people and most importantly be prepared to be amazed.
- 出かけて行って、人と話し、耳を傾けること、そして何より大切なのは感心させられるのを期待することです。
取り上げた理由:
「会話の能力というのは教師が教え損ねているもっとも見過ごされたスキルだ」という言葉がプレゼン中に出てきて、教師を目指している私自身興味を持つことができ、また取り上げられている10のルールのもと自分の会話の評価ができ、自分を会話について見つめ直すいい機会になったから。
10 ways to have a better conversation (Celeste Headlee) by HA
内容紹介:
自分と考え方が合わない人は誰もが必ずいると思う。苦手だと思う人もいるだろう。しかしそのような人たちとも話す機会は訪れる。今日どんな会話も些細な問題でさえ激して論争に発展する可能性があるのだ。これは聞く耳を持たないからだと語り手であるCelesteさんは言う。このように有意義な会話を続けるには聞く、話すのバランスが必要であるのにそれが崩れている。そして技術の発展も会話のバランスを崩している原因の1つである。ピュー研究所によると10代の若者の3分の1は日に100件以上メッセージを送っていて、おそらくこの人たちのほとんどは話すことよりもメッセージを送ることの方が多いだろう。そこでプロのインタビュアーであるCelesteさんは10のコツを挙げながら会話で本当に大切な事について語っている。
- ながらをしない
- 一方的に話さない
- 自由回答の質問をする
- 流れに任せる
- 知らなければ知らないという
- 相手の体験を自分のものと同一視しない
- 同じことを何度も言わない
- 細かいことにはこだわらない
- 聞くこと
- 簡潔に話す
上に挙げられた事の中で特に聞くことが重要とされている。話している間は主導権があり、自分のアイデンティティを強化できるためつい自分の話をしてしまう。大切なことは相手に興味を持ち、何か学ぶものはないかと話に耳を傾けることなのだ。
印象的な英語表現:
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Everybody is an expert in something.
- 誰でも何かの専門家。
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I keep my mouth shut as often as I possibly can, I keep my mind open, and I’m always prepared to be amazed, and I never disappointed.
- できる限り口を閉じ、心を開いて感心させられるのを期待しています。これまでがっかりしたことは一度もありません。。
取り上げた理由:
今日、SNSなどの普及により実際に会わなくても会話ができるようになりました。そのせいで会って話すよりメールでやり取りをする方が楽だと感じる人は少なくはないはずです。小学生でさえSNSを利用するようになった今、会話の基礎はどこで培うのでしょうか。このような時代だからこそお互いを知るための会話は必要だと感じ、ただ話をするだけでなく、会話を通じて良い人間関係を築いてほしいと思ったからです。これを見たことによって人の気持ちをわかろうとすることの大切さもわかってほしいです。それに加え、話の途中で心に響く言葉がたくさんあり、会話以外のことも学ぶことがあると思ったからです。
Jamila Lyiscott: 3 ways to speak English by MK
内容紹介:
コロンビア大学で非常勤講師を務めるJamila Lyiscott氏による講義。従来の英語とは文法・発音・綴りの異なる「ブロークンイングリッシュ」を話す黒人の彼女は、英語の持つ歴史的・文化的背景の観点から社会に根付く黒人差別に対して問題提起すると共に、3つの英語が共存することを肯定している。
カリビアン訛りの父の前で、友人の前で、そして授業中。彼女は従来の英語だけでなく3種類の英語を使い分ける。それはなぜか。彼女はこれら3つの英語をみな平等に見なしているのだ。一体誰が正しい英語を決めるのか。英語は常に変化し続け、話し方も多様である。スラングを話せば無知な人間だと思われることもあるだろう。しかし彼女はそれを恐れない。なぜなら、黒人の言語は奪われ、「英語」を話すことを強要されているからだ。黒人の英語は批判され続け、欧米中心の社会が形成されている。だからこそ誇りを持って「違い」を受け入れ、3つの英語を使いこなすのである。そんな彼女は自身を雄弁家と称し、履歴書には「トリリンガル」と書くのであった。
印象的な英語表現:
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I know that I had to borrow your language because mines was stolen.
- 黒人の言語は奪われ、白人に「英語」を使うように強要されたことを意味する。
取り上げた理由:
TEDでは老若男女を問わず、人種の壁を超えて多様なジャンルのプレゼンが行われる。科学技術から医療、アートまで多岐にわたるが、教師として生徒に紹介するシチュエーションを想定したとき、まずは英語圏の現状を生徒たちに知ってもらうことを第一に考えた。学校現場におけるいじめ同様、欧米では文化的・歴史的背景から人種差別が今でも続いている。そのような状況を日本で英語を学ぶ子供たちに伝えることで、ツールとしての「英語」に対する価値観も変わり、学習の意欲も向上するのではないかという狙いから、このプレゼンを取り上げることにした。
How Do YOU Define Yourself (Lizzie Velasquez) by KI
内容紹介:
リジー・ベラスケスさんは、世界でたった三人しかいないというとても珍しい病気を抱えていす。彼女は、この病気のせいで右目を失明しており、体重はわずか28kgしかありません。また、生活するためのエネルギー源を得るために1日60回もの食事をします。 彼女は今までにたくさんのいじめに遭っており、高校時代には自分の映った動画がYouTubeにあげられ、ひどい書き込みがたくさん付いているのを見つけました。しかし彼女は、家族の支えの下、周囲から投げかけられる残酷さや否定性を逆手にとり、自分を前進させるための勇気を得るようになりました。そして
- 人を勇気づけられる講演者になる
- 本を出版する
- 大学を卒業する
- キャリアを持つ
という目標をたて、それを実現しています。彼女は聴衆に対し、「自分とはどういう存在であるかを決めるものは何か」を考えてほしいと訴えかけています。たくさんの勇気がもらえるスピーチです。
印象的な英語表現:
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You are the person in front seat of your car. you are the one who decides whether your car goes down a bad path, or good path.
- 運転席に座っているのは自分。どこに行くか決めるのも自分次第、良い道を進むも悪い道を進むも自分次第です。
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You are the one who decides what defines you.
- 自分の存在を定義するものはなにか、それを決めるのは自分である。
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I used their negativity to light my fire to keep going.
- 彼らからの否定を燃料に、私の火は燃え続けました。
取り上げた理由:
彼女は、私には想像がつかない程の辛い経験をしてきたはずです。しかし、それらの経験を自分の原動力にし、またユーモアたっぷりに人に語っています。ベラスケスさんはなんて強く美しく、かっこいい女性なんだろうと、とても感動しました。
生徒には、この動画を見ることにより、「自分の定義」は家族や友人、身体的条件などによって決められるのではなく、自分自身で決めるものであるということを知り、自分を認め、自分自身に自信を持ってほしいです。また、自分の価値を見出せるのも自分しかいないということを理解し、自分や他人を見つめ直すきっかけとしてほしいです。
Why we all need to practice emotional first aid by KM
内容紹介:
この動画では、一人の男性が「心の健康」の重要性について話している。
人は身体の健康は管理するけれど、心の健康は管理しない。心は身体よりも頻繁に傷つくのに。人は失敗や拒絶から孤独を感じることがある。彼には双子の兄がいて、いつも一緒にいた兄と初めて離れて生活し始めた時は孤独感に苛まれたそうだ。孤独感は心に深い傷を負わせ、人から大事にされていないのだと強く信じ込んでしまう。人は一度信じ込んでしまうとなかなか考えを改めることはできない。さらに、孤独感は人を死に至らしめる。孤独感は早期死亡の可能性を14%高める。だからこそ、心のケアが必要なのだ。
人は欲求不満や行き詰まりに遭遇するたびに、無力感にとらわれ挑戦をやめ、試すことさえしなくなる。本当は能力があるのに。だから、多くの人が本来の実力を発揮できないでいる。
不安や孤独を感じたとき、何か行動を起こすことで、自尊心を保護することで、ネガティブな思考と戦うことで、人は感情の抵抗力を身につけ成長できる。
彼は「生活の質の向上、住みやすい世界の実現には、感情の衛生が必要である。」と考えている
印象的な英語表現:
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Be taking action when you’re lonely, by changing your responses to failure, by protecting your self-esteem, by battling negative thinking, you won’t just heal your psychological wounds, you will build emotional resilience, you will thrive.
取り上げた理由:
僕は感情のコントロールはとても難しいことだと思う。大人でもなかなかできることじゃないけれど、生きていくにはとても大切なことだ。この動画を見て、人は心の傷に敏感にならなければいけないと思った。僕は過去の失敗や不安から、消極的になることがたくさんあったので、この動画のスピーチにすごく共感した。でももし僕が教師だったら、生徒にいろんなことに挑戦してほしいと思った。また、生徒たちが自分の失敗と立ち向かえる力を身につけてほしいと思った。だから、この内容を取り上げた。
My daughter, Malala by KF
内容紹介:
マララの父は、女性の教育の権利を得る運動をしたマララの人生について語っている。
マララの生まれたパキスタンでは、女性は男性と違い、不公平、不平等に苦しむ人生を送っていた。
自由を奪われ、男性の家族すら名誉を守るために自分の自由を犠牲にする生活であった。
女性は自分の意見を言わず、男性の言うことに黙って従い、服従すべきだとされていた。
そのような状況の中、マララが生まれ、父は希望を持って、学校進学を認めた。
女性に対する不平等に疑問を持ったマララの父は、マララの知性と賢明さを大切に育てた。
マララの父は、教育を通して子どもに正しい価値観を身につけさせることを望んでいた。
しかし、それにはタリバン化という障害があった。女性の権利はないもののように扱われ、暴力や学校の破壊など恐ろしいことがたくさん起こったが、誰も声をあげなかった。マララは10歳で女性が教育を受ける権利を得るために声を出し、運動は世界中に広まった。
そんな中、2012年、マララはタリバンに額を銃で撃たれた。
しかし、とれも苦しく辛い中でも、マララは前向きで、諦める事はなかった。
マララの父は、マララが普通の女の子でありながら、強い意志を持って行動できた理由は、彼女の翼をとらない育て方をしたからだろう、と言う。
印象的な英語表現:
-
It was the most scary thing, when you have all around such people, who kill and who flog, and you speak for your rights, it’s really the most scary thing.
- 人殺しや鞭打ちが周りで起こっていて、自分たちの権利のために声を出すことは、一番恐ろしいことであって、それは本当に、最も怖いことだった。
-
I did not clip her wings, and that’s all.
- 私は彼女の翼をとらなかった。それが全てだ。
取り上げた理由:
教育を受けることは当然と考えている子どもがいる中で、教育を受けたくても受けられない子どもも多くいる。日本はまだ教育を大切に考えている方であるが、世界の国の中には、力で教育を受けさせないようにしようとする人々もいる。先生が生徒に紹介したいものという設定だったので、何気ないもののように考えてしまいがちな教育に関する権利、女性、子どものための権利のために行動したマララについて、父親が語っているものを選んだ。
英語は多くの国で話されているため、他の国々での教育、女性の権利の捉えられ方についての視野を広げておくことは、生徒にとって有意義であると考えた。また、社会科でも取り扱う内容であり、専門用語もあまり多く出てこないので、マララの父の表情や声色を見ながら、英語で聞きやすい内容であると思った。
Stella Young: I’m not your inspiration, thank you very much by NU
内容紹介:
私が取り上げたスピーチの語り手は車椅子に乗った小柄な女性です。名前はステラ・ヤングさん。「障害者が健常者の感動の対象となっている社会の風潮」を批判しています。
ステラさんが教師2年目の時、法学の授業を始めて20分程たったところである1人の男子学生がこう言います。「先生 スピーチはまだかよ?」ステラさんは、その学生が言っている意味が分からず、「スピーチ?」と聞き返します。するとその男子学生は「やる気を起こさせるスピーチ。車椅子の人達が学校に来るとだいたい感動的な話をするだろ?」と言うのです。彼女はこの時、障害者が感動の対象となっていることに気づきます。
彼女が望むのは「障害者が特別視されるのではなく普通だと思われる世界」「障害者が真の成果で評価される世界」そして「新しく来た教師が車椅子に乗っていても微塵も動じない世界」です。
このスピーチを聞いて、自分の障害に対する考え方を見つめ直してみてください。
印象的な英語表現:
-
So I have lived in this body a long time. I’m quite fond of it. It does the things that I need it to do, and I’ve learned to use it to the best of capacity.
- 私は自分の身体とずっと付き合ってきました。かなり気に入っています。私が必要なことをやってくれるのです。自分の身体の可能性を最大限に発揮しています。
取り上げた理由:
この動画を見ているとき、小学校の頃、目の不自由な方が学校にいらした時におっしゃっていたことを思い出しました。「私は生れたときから目が見えません。だから見えない世界は私にとって普通なのです。可哀想だなどと思わないでください。」
私はそれまで障害者の方を見かけるたびに可哀想だなと思っていました。そしてステラさんがおっしゃるように、障害者の方が何かに挑戦するといった内容のテレビ番組を見ては感動し、自分も頑張ろう!と障害者を「感動の対象」にしていました。
実際に障害者の気持ちに触れることで、これまでとは違った形で障害と向き合うことができると思います。自分が先生になった時、生徒たちにも障害と向き合う機会を持ちたいと思い、このスピーチを選びました。
JR: My wish: Use art to turn the world inside out by KT
内容紹介・印象的な英語表現・取り上げた理由:
図工の授業で目にして興味を持ちました。印象的な表現としては”This is the art. I’m doing art.” 路上で独特な芸術活動をする彼に人々はなにしているんだ?と問いかけ彼はこう言い返すのです。
こんなふうに率直なことをいえるのもかっこいいと思います。実際彼はこの表現をスピーチで何度も使用しています。おそらくこれはかれの一つのキーワードかなにかなんだと私は思いました。
私はそれまで障害者の方を見かけるたびに可哀想だなと思っていました。そしてステラさんがおっしゃるように、障害者の方が何かに挑戦するといった内容のテレビ番組を見ては感動し、自分も頑張ろう!と障害者を「感動の対象」にしていました。
実際に障害者の気持ちに触れることで、これまでとは違った形で障害と向き合うことができると思います。自分が先生になった時、生徒たちにも障害と向き合う機会を持ちたいと思い、このスピーチを選びました。
Chris Milk: How virtual reality can create the ultimate empathy machine by EM
内容紹介:
近年、注目を集めている最先端技術がある。それはバーチャルリアリティー(仮想現実)である。クリス氏は7歳のからバーチャルリアリティーにのめり込んでいた。バイクで荒野を駆け抜ける映画を見ると自分もそうしてる気分になった。バーチャルリアリティーは普段体験できないことまで体験できてしまう。その世界の中でなら空だって飛べる。本当の意味でバーチャルリアリティーは夢である。だが、クリス氏は言う。バーチャルリアリティーは説明するのが難しい。それは体験するメディアだから。内部で感じるメディアだから。機械でありながらその内部は本物の世界である。その内部にいるようになり、その世界の人々と一緒にいるように感じる。バーチャルリアリティーはその辺の周辺機器とは訳が違う。既存のメディアとは比べものにならないほど深く人間同士を結びつける。そして双方の見方を変えることができる。だからバーチャルリアリティーは本当の意味で世界を変えることができる。
印象的な英語表現:
-
I think virtual reality has the potential to actually change the world.
- バーチャルリアリティーは本当の意味で世界を変えることができる。
取り上げた理由:
バーチャルリアリティーは私の高校2年の頃からの夢でした。当時は具体的な話はなく、ほんとに夢のまた夢でしたが、最近ではニュースや新聞などのメディアに頻繁に出てくるようになりました。わずか3年で何もないところからここまで来た科学の成長速度に驚きですね。バーチャルリアリティーは現実世界と常に並行して存在するもう一つの現実みたいなものだと思います。しかし、現実よりも多くのことを体験することができます。人間は空を飛べない。しかし、仮想世界ならなんでもありです。空だってもちろん飛ぶことができます。
科学は常に進化しています。そのような知識を夢ある話で子供たちに興味を持ってもらいながら聞かせたいです。
The art of misdirection (Apollo Robbins) by TY
内容紹介:
人の注意力をコントロールすることは可能だろうか?さらに言うと人の行動を予測ることは?出来たらすごい。言ってみればスーパーパワーのようなものです。
こう言ったアポロロビンスさんは20年間(スリ)という変わった方法で研究をしてきました。「人はあることに集中しすぎてしまうとあることを見落としてしまう。」
アポロさんは観客に向かって、携帯の右下のアイコンは何?と投げかけます。そして観客は携帯を取り出し確かめます。しかし次に、携帯に時計はありますよね、何時でしたか?今見たばかりですよね?と問いかけると誰も答えることができません。そお、観客のほとんどはアイコンに目が行き、一番大きなはずの時計を見落としていたのです。
このように人間の注意力をコントロールすることは可能であり、この動画ではそんなシステムを“警備員フランク”に例え、実践を交えながら説明しています。
動画の最後には、自分の注意力が簡単に操られてることを実感し本当に驚くことができます。
印象的な英語表現:
-
If you could control somebody’s attention, what would you do with it?
- もし誰かの心を操れるとしたら、あなたは何をしますか?
-
What am I wearing?
- わたしは何を着ているでしょう?
アポロさんはプレゼンの最初に着ている服について観客に尋ねていたが、プレゼンの最後にこう尋ねた時彼の服装が変わっていたことに気づき、そのシーンが衝撃的だったから。
取り上げた理由:
「先生として生徒に紹介したいと思うもの」というお題であったため、生徒が興味を持ってくれるような内容であるこの動画を選びました。生徒に英語に興味を持ってもらうためには、まず楽しく身近なものから英語に触れていくことが大切だと考えたので、誰もが興味を持つようなこの動画が一番最適であると考えました。
障害をもつことと健常であることは、双方違いとして感じ取るものがあるけど、ひとりの人間として見るとき、どちらも大して変わらない。確かに。それを言う人はどちらの側にもいなかったが、Stellaさんが示してくれた。人は感動の対象に障害を持っただけじゃならない。そんなものにはなり下がらない。彼女が望む世界になるように、みんながこの動画を見るといいと思う。見てほしい。私はこの動画を見て、考え方や発想が変わった。もちろん、とるべき態度というのはまた別で、注意を払って手助けをしたりすることは大事である。変わったのは心持である。自分が今まで向けてきた目は、彼らにとって温かさでもなく勇気づけられるものでもなかっただろう。それを理解することは、世界が居心地よいものになるのに必要なものであると思った。みんなにとって居心地の良い世界。意識しすぎると、これもまた、特別扱いのようになるのかもしれない。難しいけれど、とにかく、障害があることは、障害がないことと人間にとってそんなに大差ないということ。私たちは変わらず同じ人間であるということ。それが分かった。
Ken Robinson: Do schools kill creativity?
私は今まで小・中・高と学校に通ってきて、当たり前のように数学や英語など、学力の優劣で評価されてきました。でも、この動画を視聴して、子供たちは単なる学力では測れない独創性や創造性というもっと大きな力をもっているのだということに気づかされました。しかも、その力を学校教育がつぶしてしまっているということに気づかされました。それらの気づきから、学校教員が“その子らしさ”を見極めて大切に育ててあげることが大切だと思いました。また、子供たちにとってはこの動画が自分らしさを大切にすることや、マイノリティーへの理解にもつながると思います(M)。
Stella Young: I’m not your inspiration, thank you very much
この動画を視聴して、障がい者の方を感動の対象にしている=障がい者の方をかわいそうだと思って見ているということだと思いました。意識してはいなくても、心のどこかで障がいのある方たちのことをかわいそうだという憐れみの気持ちで見ていたことに気がつきました。私の通っていた小学校では特別支援のクラスがあったり、同じ地域の盲学校の生徒との交流が盛んにありました。私が先生になったら、「障がい者と自分」ではなく、「新しい友達と自分」という見方で交流ができる子供たちを育てていきたいです(M)。
Ken Robinson: Do schools kill creativity? by FW & KS
この動画を見て改めて考えたことは教師とは何か、ということだ。授業などで知識を教える、生徒がした間違いを正す、これが常識だと子供達に指導する。生徒に創造性を与えてあげたいと思う前に、現代の教師の創造性が欠けているのではないかと思う。創造性がない教師が生徒に、創造性を教えさることは不可能だとおもう。いつでも、物事に対して柔軟であったり、子供の時の気持ち(初めてその物事に出会ったときの気持ち)を忘れない教師でありたいと思った(S)。
Stella Young: I’m not your inspiration, thank you very much by NU
すごく深いスピーチだと思った。健常者と障がい者ってどこで見極められるのだろうとも思った。普通の人なんていないのに、みんななにかしら個性をもっているのに体が不自由なことで健常者も障がい者もあるのだろうかと思った。車いすがなきゃ移動できないことくらい、点字がなければ字が読めないことくらいじゃ障がい者なんて認定しなくていい。そんな風にステラさんが言っているように感じた。また、スピーチをしている会場の聴衆と障がいをもつステラさんが同じ立場にいて会話しているのを感じた。彼女の話を聞いて笑ったりしているシーンがあったのだが、私は正直笑うことができなかった。かわいそうというよりも、やはり彼女の言うとおりどこか障がいを持つ人を感動の対象としてみていたのかもしれないと思った。彼女の言うとおり、車いすも点字も字幕もすべてが当たり前になる世界に早くしたいと思った(S)。
Ken Robinson: Do schools kill creativity?
確かに現在の教育というのはそういった一面があると思いました。私の友人にも進路決定の時に先生に美術関係に進みたいと言ったら、微妙な顔をされて違う進路を進められたと愚痴を言っていた人がいました。そのときは先生がいい顔をしないのはしょうがないといったように考えていたのですが、このスピーチを聞いたときに、その考え方自体がすでに創造性を失わせていってしまっている教育方法に染まっているのだと思いました。これからの教育を変えていくことは友人のような子どもたちのために必要だと思います(H)。
How to speak so that people want to listen
私はあまり話をするのがうまくなく、知らない人に話すようなときは特に下手だと自分で認めています。このスピーチで人に話を聞いてもらう方法ということで、抑揚や間の取り方などの先生として授業をする際にも重要となるようなことを学ぶことが出来ました。少しでも自分の話しがうまく聞こえるようにこれらを意識していきたいです(H)。
How to speak to so that people want to listen by MC
とある映画でこんな言葉を聞いたことがある。
「言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると、厄介な凶器になる。言葉のすれ違いで、一生の友達を失うこともあるんだ。」
それまで私は、思ったことを何でも口にする人間だった。しかし、この言葉を聞いたとき今まで口にしたことを考えさせられた。本当に些細なこと。友達に冗談で言ったからかい言葉とか。自分が言われたときを想像するとよく分かる。そんな些細なことですら、結構傷つく。
言葉はやはり重い。
「人間の声は世界で最も強い音だ。」とジュリアン・トレジャーは言った。声はインパクトがあるのに相手に届かないときがある。その理由にジュリアンは「話者の七つの大罪」があると説いた。その七つとは、噂話、批判、ネガティブさ、不平、言い訳、誇張、独善的だという。これらの会話は避けなければならない。
人間は皆が思っているよりはシンプルな生物だ。こういった負の会話はおのずと嫌がる。もしかしたらこういった悪い会話は話している本人たちは嫌ではないのかもしれない。しかし、言葉は発すれば人へ人へと広がるものである。そして会話の話題に挙がった人は、後からそのことを知り、大きなダメージを受ける。言葉は一種の権力である。戦争を始めるのも、やめるのも人の言葉。私たちは大きな権力を行使している自覚を持って言葉を使わなければならない。
自分の本当に思っていることを話すのも大切である。けど、常にそれではダメなのである。素直で明快、ありのままに、誠実に、愛を持って会話することが大切だということをこのスピーチで学んだ(M)。
My year reading a book from every country in the world(世界中の国の本を1冊ずつ読んでいく私の1年, Ann Morgan) by KH
私の本棚は漫画等の娯楽本が多かった。けど、大学受験を機に色々な活字の本が増えた。小説はもちろん伝記、経営学、政治経済、心理学など。本は私たちの人生をより豊かにしてくれる。知的快感を与えてくれる。そこには大きな学びの可能性が広がっている。
とある心理学者がこんなことを言っていた。「本を読むということは、人生を追体験するということ。」
人間の人生色々なことがあるが、小説の中の人生ほど波乱万丈がある体験は中々できるものではない。そして、とある小説の編集者がこんなことを言っていた。
「小説は冒険を楽しむ疑似体験ができる。読者は日常生活の自分には降りかかってこないけど、疑似体験してみたい状況、非日常を求めている。」
私は元々本が好きだったが無意識にこの感覚の虜になっていることを自覚させられた。
しかし、受験のころに読む参考書はひどくつまらなかった。大学合格という枷のもと本を読んでいたから、本当にその知識を欲していなかったからだ。本を読むとき、目的を別に置いてはいけないことを学んだ。本を読むときは純粋に今、読んでいる本を楽しまなければ、自己目的的行為にしなければいけないことを学んだ。
自分の本棚には日本語と英語の本しかない。アンさんは集めるときに人との素晴らしい繋がりを得ることができたと言った。本は本当の意味で人生を豊かにしてくれることをこの記事は教えてくれた(M)。
<Stella Young :I’m not your inspiration, thank you very much by NU>
私自身も障がい者の方たちに過大評価をしてしまっていたところがあったが、このスピーチを見て、障がい者の方を特別扱いしてしまうのは失礼なことであったということがわかった。ただ普通に生活しているだけなのに、それを大げさに評価してしまう世界は不公平だと思う。「障がいが特別視されるのではなく、普通だと思われる世界」を実現したい(H)。
<The power of introverts (Susan Cain) by KM>
私自身、元々すごく内向的な性格だった。でも、外交的な人ばかりが評価される世界になりつつあったため、いつの間にか自分を無理矢理外交的にさせていた。このスピーチを聞いて、もっと自分らしさを大切にしたいと思った。今、個人で作業するよりも、グループワークをすることが進められてきている。共同作業をすることは協調性を育むために必要だが、自分の考えを深めるためにも個人で作業することも大切だ。教員になったとき、内向的な子どもは必ずいる。その子たちの良さを引き出すことができるような教員になりたい(H)。
大人のたった一言で子どもたちの可能性を奪ってしまう現実がある。子どもをあるがままに育て、子どもたちの未来を切り開いていくべきだと思った。また、「失敗をしてしまうのは最悪なことである」ということを教え込むことはいけない。「失敗はたくさんして良いんだ」と子どもたちに教え、個々の才能を引き出したいと思った(H)。
同じ世界のなかでも、こんなにも男女差別があるのかということに驚きを隠せなかった。女性は男女差別においてとても不利な立場にいる。良い女の子の条件として「物静かでおとなしく、従順であること」が望まれるが、それはおかしなことだと思った。おかしなことだと思っても、それをおかしいと言える勇気をマララさんの父は持っていてすごいと思った。マララさんはとても有名である。彼女のスピーチに誰もが心打たれた。でもそのスピーチは、マララさんの父の子育ての努力があったからこそだと思う。子どもたちの翼を切らないように、教育をしたい(H)。
Ann Morgan:My year reading a book from every country in the world
自分の不完全だった部分を、埋めるために始めたことが、世界につながり人々をつなげたという話はとても素敵だった。今の時代をうまく生かしていくことができていると思った。本当なら世に出ていなかったであろうもの、自分一人では手に入らなかったであろうもの、そういうものだとおもえるからこそ、一つのつながりや可能性を頼りにできる。本の素晴らしさを語っていて、そのことに関しては私も個人的少し刺激を受けた。世界のあらゆる壁のりこえたものが、本だとしたら、それに触れないのは最も惜しいことなのかもしれない。わたしはまだ洋書や世界の本に出会っていないから、この動画にその後押しをされたようだった。
My year reading a book from every country in the world(世界中の国の本を1冊ずつ読んでいく私の1年, Ann Morgan) by KH
今まで、あまり読書をしてこなかった私にとって彼女の話は衝撃的だった。本という媒体を通じて世界の人とつながることができるのかと。彼女は本をコミニュケーションツールとしてしまったのだ。私は他の文化を知るにはその国へいってみるしか無いと思っていたが、本からも文化を学べることに気づいた。これからは敬遠しがちだった外国の本も読んでみたい。
ご褒美があれば誰でも本気を出す。それは周知の事実である。当然、私もそう思っていた。しかし、結果は悪かった。これからの世界に必要なのはアメとムチではなく、自主性なのだ。私は彼に同感する。学習であってもそうである。叱られて勉強するよりも自分から勉強した方が身につく。だから、これからの時代、我々に必要なのは自主的に動く力と環境だと思った。
KIさんの推薦したスピーチを見ました。世界でもかなり珍しい病気を発症した。女性のものでした。彼女は小さいころからそれによる障害を理由にいじめられたり、後ろ指をさされるような苦しい生活が続きましたが、そのことをハンデとは思わずに前に進み続けていますそれはとても勇気の必要な行動であり、尊敬すべき行動だと感じました。私もKIさんの言うように彼女のスピーチに勇気をもらいました!(T)
EMさんの映像に関する先端技術のことについいての映像を見ました。最近の技術の進歩が目覚ましいのは知っていましたがあのようなところまでいっているとは思っていませんでした。自分はゲーム好きですが最近はバーチャル用にゴーグルのような機器が発表されました。こえからの映像業界の進歩には期待したいです!(T)
やる気に関する驚きの科学(Daniel Pink)by HN
報酬を与えれば人はやる気が出るという考え方をしていたが、必ずしもそうではないということが分かった。さらに言えば、いくつかの研究結果から、報酬を与えることによって、個人の発想力が狭まり、ネガティブ・パフォーマンスをしてしまうケースが多いことがわかる。高度なパフォーマンスのためには、個人のやる気をひきだたせることが重要だと思った(C)。
My year reading a book from every country in the world (Ann Morgan) by KH
外国に行くと世界観が広がることはわたしも体験した。同じように、世界の本を読むと自分の持っていた価値観と異なる世界を見ることができ、価値観が広がるのだと知った、私も様々な国の本を読んでみようと思った(C)。
Ken Robinson: Do schools kill creativity?
彼のプレゼンはTED史上最も多くの人に閲覧され、私自身気にしていた。あえて自分では紹介しなかったがこの機会に一度見てみた。多くの人がこのプレゼンに興味を抱いたということは、教育という存在そのものがそれだけの注目を集めていることを意味する。小学生の創造力が豊かなことは誰もが納得するだろう。しかし中学生、高校生になるにつれその能力は失われる。学校がそれを奪っているという何よりの証拠ではないか。プレゼンターの言うとおり教育現場では数学や言語が優先され、芸術は見下される。誰がその優劣を決めているのか。数学や言語に特化した教育の先には何があるのか。それは誰にもわからないが、全ての責任が大人にあるのは明らかである。失敗の許されない現代社会において創造性が失われることはもはや必然であるが、その中でも子供たちには最大限に創造力を発揮してもらいたいし、将来教師になる我々の課題でもあると思う(K)。
Reshma Saujan: Teach girls bravery, not perfection
男性である私がこのプレゼンを見ることで、女性に対する見方がよりよい方向へと変わるのではないかと考えたため選んだ。プレゼンターは「女性は完璧主義である」と語る。確かにそうだろう。勉強においても女子はコツコツと、男子はラストスパートというイメージが私の中に根付いている。女性が何事も慎重に行うのは決して自らの意志であるとは限らない。子供を産み家庭を支える運命にある女性は、幼い頃から慎重に事を運ぶことを強いられる。その結果女性は完璧でなければならないというイメージがまとわりついてしまうのだ。しかし人間というのは不完全な生き物で、必ず失敗する時が来る。その度に彼女たちは絶望し立ち上がれなくなる。そこでプレゼンターは、まずは自分が不完全であることを受け入れ、完璧でなくとも前へ進み続けることが大切であると唱えた。社会全体は働きかけることで女性は完璧であるというイメージを払拭し、男性と寄り添いながら同じ方向を見続けることが女性の輝ける社会への大きな一歩になるのではと考えた(K)。
A broken body isn’t a broken person by JY
交通事故により、大きな障害を背負うことになってしまった彼女の明るく前向きな考えに本当に感動した。障がいや重病を持っているからと言って、健康でいられないわけではない。逆に大きな障害がなくても、生活習慣や社会的に問題があればそれは健康でないと言える。WHOの定義によるとこういったことが言えるが、彼女のスピーチを聞いて改めて障害や病気を持っている人達に対して自然と差別を行ってしまっている現代があることをとても残念に思った。一人一人が人を差別する前に自分自身の生活習慣を見直し自分が本当に健康な生活を送れているのか、考えてほしい(Y)。
I ‘m not inspiration,thank you very much.
「障害者は人として扱ってもらえません。感動を与えるための存在です。」と語り手の方が言っていたのがとても印象的でした。障害を持っていたら、普通に生活してるだけでも、普通の人より素晴らしいことをしている、頑張っている、とされ感動の対象とされている現在。今日ではテレビや新聞など様々なところに障害者の方々が取り上げられ障害を乗り越えて、などというタイトルがつき、紹介されています。こういった障害者方の普段の何気ない生活までも取り上げ、感動の対象としていることで、健常者が障害者の方を自分を勇気づけるためなど、自分のために利用してしまっているのだと気付きました。障害者の方には優しくしよう、助けてあげよう、そういった考え方もどこか上から目線で自分たちと同じ世界に入らせないようにしている感じもします。この動画を見て、障害という言葉についての考え方を改める必要があると思いました。
How to make stress your friend.
私は今までストレスは自分の精神によくなくて、それが体にも悪影響を及ぼすものだと考えてきました。この動画を見て、ストレスが自分の健康に悪いのではなく、ストレスが悪いものだと思っていたことが自分に悪影響を及ぼすのだと知り、これからの生活での考え方を変えなければならないと思いました。ストレスはむしろ考え方次第で自分に良い影響まで与え、そして他人に対する思いやりがその良い影響をささえるのだということにとても驚き、今まで信じてこなかった、ストレスは人生のスパイスだ、という言葉がとても納得することができました。
How to speak so that people want to
「話者の七つの大罪」のひとつとして取り上げられた「誇張」は日本語では特に注目すべきポイントだ。英語では褒め言葉が”cool””nice””good””excellent””marvelous””great”など数え切れないほどある一方、日本語で日常的に使われる褒め言葉はせいぜい「やばい」「すごい」「かわいい」の3種程度だ。褒め言葉の種類が少ないために何に対しても「やばい」と言ってしまい、「やばい」の褒め言葉としての価値が薄れていく。それぞれの言語で、「大罪」やわかりやすく伝えるためのコツにおいて重視すべき点は微妙に違うため、言語学習の際にはその点も考慮するべきだと思う。
How Do YOU Define Yourself
周りからのいじめに苦しみながらも自身の立てた目標を実現していった彼女を素直にすごいと思った。最終的に自分の価値を決めるのは他の誰でもない自分自身である。彼女のような例を示すことで、いじめにより引きこもってしまう人の数が少しでも減ればいいと思う。
(1)班員の動画 ”10 ways to have a better conversation (Celeste Headlee) by HA” を見て
この動画を視聴して、自分は今まで「聞くこと」を重視できていなかったと思いました。SNSでのやりとりが多かったり、ほかのことをやりながら人の話をきいていたりと、自分に当てはまることが多くありました。「人は誰しも何かの専門家である」という言葉を頭の片隅において、今後はその人から何かを学ぼうという意思をもって聞きたいと思いました。
(2)選出された動画 ”How Do YOU Define Yourself (Lizzie Velasquez) by KI” を見て
「自分という存在を定義するものはなに?」と問われた時、今までそんなことを深く考えたことのなかった私は、すぐに答えがうかびませんでした。リジーさんは、珍しい病気を抱え、そのせいで人からいじめられたり避けられたりしてきたにも関わらず、病気や自分のことを否定的にとらえたり諦めたりしませんでした。人から受ける否定的な感情をあえて力に変え利用することで、多くの困難を乗り越え、目標を達成し、「自分とは何か」をみつけました。私には計り知れない苦労があったと思うけれど、それを笑顔でかたれるなんて素敵だなと思いました。自分を決めるのは自分なのだと彼女から学びました。私も自分自身に誇りをもった素敵な人間になりたいと強く思いました。
TくんのとNさんのを見て
注意力はこんなにもすぐに騙されるのだとびっくりした。携帯のはわたしもわかりませんでした。手品っぽいのが途中にあって楽しかったです。観客を巻き込むのもポイントだと思った。班での発表ですごく楽しそうにたいすけくんが喋っていたので見てみて良かったです。生徒に紹介しても楽しんでくれそうな内容でした。
The power of introverts (Susan Cain) by KMを観て
私も外向的な人の方が社会にとって好まれると思ってきました。しかしこのプレゼンを聞いて、内向的な人の持つ可能性に気づかされました。このプレゼンは、今まで自分は内向的だとして、周りに対して引け目を感じているような人に、勇気や希望のような類いのものを与えてくれるものだと思いました。またプレゼンの中では何度か教育に関することも出てきていて、私が将来教員になった時、内向的な児童・生徒もいる中でどのような授業をしたら良いか考えられる良いきっかけになりました(I)。
My year reading a book from every country in the world (Ann Morgan) by RS and KHを観て
「その人について知りたければ、本棚を見れば良いとよく言います。」この台詞が頭に残り、自分の家のまだ隙間の多い本棚を見てみたけれど、どの本も単語帳など英語関係のものばかりだった。私は今まではその現状に満足していたが、このプレゼンを観た後では、物足りなさを感じた。単語帳じゃない本、例えば文学作品(日本のものを含めて)などにも触れていかなくては、と思った。また本が人と人との関係をつないだり、逆に見ず知らずの人が本との関係をつないだりしたというモーガンの体験から、本をもっと読んでいきたいなと思えた(I)。
10 ways to have a better conversation (Celeste Headlee) by SI
私は、会話をより良いものにすることができる10の方法についてのスピーチを聞いて、実のある会話をし、会話を楽しむためには、話者・聞き手がお互いにその会話に集中し、その話題についてよく考えながら会話することが大切だということを知った。無理に微笑みながら話を聞いたり、相槌を打ったりしながら話を聞くよりも、自分がその場で会話をしていることだけに集中したり、逆に、話者が聞き手にその話題について考えさせる質問をしたりする工夫をすることに気を付きえるべきだ、ということを知った。私は、一般的に模範的な会話の仕方は、笑顔で相槌を打って話を聞くことだと思っていたので、このスピーチで、それよりもはるかに大切なことがいくつもあると知って驚いた。
このスピーチは、子どもを、ただ相槌を打ってにこにこ話を聞いている子ではなく、さらに発展して、相手との話題について集中して考えながら、会話を楽しめる子どもに成長させる、きっかけとなるものだと思った。心地の良い会話ができる人は、社会に出ても受け入れられやすいから、この10の方法を心に置くことで、子どもたちもより素敵な会話ができるようになり、その後の人生にも生かせると考える(F)。
Do schools kill creativity? (Ken Robinson) by FW
このスピーチは、教育に大変関心のある方のお話で、私は教育学部であるので、とても興味深いものだった。教育において、想像力は識字力と同等に大切なものである、という言葉が非常に心に残った。どんな子どもでもなにか優れた才能を持っており、それを見つけて伸ばしてあげられる教育は、たしかに子どものためでも、社会のためにもなると思った。
例えばこのスピーチをクラスの子どもみんなに紹介することで、子どもたちは自分の個性をよいものだと捉えやすくなるだろうし、それを自分からどんどん表現していきやすくなるのではないかと考えた。これは、子どもたち一人ひとりの独創性を、子どもたち自身が認められる学校環境づくりに役立つと思う。
また、教育制度の話で、たいていどこの国でも教科に同じような優劣がついているということに驚いた。子どもが持っている才能は様々であるから、簡単に教科に優先順位をつけてしまうことは望ましくない面もあるのだと知った。間違えることを恐れずに、自分の独創性、また、自分の本来の才能を十分に発揮していけるような学校環境が整えられ、その独創性・才能を見つけ出し、伸ばす教育が行われることが望ましいと考えた(F)。
Ken Robinson : Do schools kill creativity? by FW
例としてあげられていた振り付け師の女性の話がとても印象に残りました。学校からは「いつもソワソワしていて落ち着きがない。学習障害があるのではないか。」と言われていた少女を、ある医者は「彼女はダンサーなのですよ。」と言いました。子どもたちの潜在能力、才能を見いだせずに、創造性を潰すような学校現場になってしまっていることが、この例を見るとよく分かります。
実際、成績や生徒の評価は、学校の基準に従って付けなくてはならないし、教師側としても、自分の言ったことを素直に聞いてくれる「聞き分けの良い、型にはまった生徒」を評価してしまいがちです。また、教科にも優劣をつけてしまいます。「お絵かきばかりしていないで、数学の勉強をしなさい!」その子の将来に、絵を描くことがどれだけ重要かも知らずに、こう言ってしまうかもしれません。
子どもたちの魅力、才能を潰さないためには、生徒をよく見て、たくさん話をして、一人一人と向き合う時間をもつことが大切なのではないかと今の私は考えました。by NU
Susan Cain: The power of introverts by KM
「内向的な人とは、一人で静かに作業をする方が能力を発揮しやすい人のことである。シャイなのではない。」
というこの表現にとても納得がいきました。
私は友達から外交的だと言われますが、子どもの頃は(今も)とてもシャイで、その性格を隠すために、変に明るく振る舞うことがあります。そのせいで空回りをしてしまったこともあります。一見おとなしそうで、一般的には「内向的」という言葉で表される友達が、いざ人前で何かを発表するとき、落ち着いて、しかもはっきりとした口調で自分の考えを述べているのを私は何度も見てきました。どちらの性格が良いわけでも悪いわけでもないと思いますが、スーザンさんが主張するように、今の学校現場が内向的な人が活躍しにくい場所であるなら、それは改善する必要があります。
生徒全員が活躍できる教育現場は絶対に素晴らしいはずです by NU
TYの動画を見て
この動画は、生徒が楽しく見ることのできる動画だと思った。私も、動画を見ながらいつのもにかアポロさんに注意力をコントロールされていた。生徒がこの動画を見てこの番組を好きになれば、もっとみたいと思うはずだ。英語は楽しいと思うことがまずは始まりだと思うので、英語に対して興味を持たせたり動機付けするのにぴったりだと思った(I)。
NUの動画を見て
この動画を見て、障がい者に対する考え方が変わった。これまで、テレビなどで障がい者についての様々なドキュメンタリー番組を見てきた。それらを見るたびに、彼らは私とは違う、ハンディキャップを持っている、健常者の私が頑張らなくてどうする!と、勇気をもらっていたし、番組の趣旨もそのようだと思っていた。しかし、それは障がいを持っている方を特別視しているからだと気付いてなかったし、またそれが彼らを傷つけているともわかっていなかった。生徒たちにこの動画を見せることにより、障がいを持っている子もみんなと一緒だということをわかってほしい。だからといって、彼らが困っている時に手助けをしないとうのではなく、みんな一人の人間として個性をもって生きており、だれも特別なんかじゃないということをわかってほしい(I)。
How Do YOU Define Yourself (Lizzie Velasquez) by KI
話者であるリジー・ベラスケスさんは世界的に珍しい病気を持っていてそのせいでたくさんのいじめに悩まされたにもかかわらず、TEDの動画で話をしているということに興味をもって視聴した。彼女が動画内で「自分がどういう存在であるかを決めるのは何か」ということを強調して話していたことがとても印象的だった。結局、自分の存在を定義するのは他の誰でもない自分自身であると彼女はいう。彼女はそれを意識して自分の困難を乗り越えてきたのだろう。自分も周りの目を気にしすぎるときがあるので、もっと自分に自信をもって生きていこうと思う(W)。
10 ways to have a better conversation (Celeste Headlee) by SI
まず印象的な英語表現の
• A good conversation is like a miniskirt; short enough to retain interest, but long enough to cover the subject.
◦いい会話はミニスカートのようなもの。興味を引けるくらいに短く、ただし肝心なところをカバーできるだけ長くすること。
というところに興味をもって視聴した。
「会話の能力というのは教師が教え損ねているもっとも見過ごされたスキルだ」という言葉を聞いて確かにその通りだと思った。自分自身誰かと面と向かって話すのは緊張するし、上手に会話する方法など見当もつかない。またこれまでの人生で教師に会話能力について教えられた覚えもない。「21世紀におけるスキルの中で自信をもって会話する能力より大切なものがあるだろうか」という言葉でさらに会話能力の重要性について強調する。彼女はプロのインタビュアーとしてのスキルをそのまま普段の生活でも使っているという。自分がもっとも心に残ったのは「何か学ぶものがあるはずという姿勢で会話に臨む必要があります」という言葉だった。その姿勢を少しでも実践できるように会話をしていこうと思う(W)。
「やる気に関する驚きの科学」(Daniel Pink) by HNを見て
報酬によって人のやる気を引き出すのではなく、人の自主性を重視するのはすごくいい考えだと思った。このことは自分の経験にもあって、部活で「やらされている練習」と「進んでやる練習」では上達の速さが違っていて、「進んでやる練習」では練習の目的が明確になり、すぐに上達した。企業でも、自主性を重視するほうが自由な発想が生まれ、企業にとってプラスになる。Googleなどの有名な会社で、自由な取り組みが良い結果につながっているのだから、他の会社も取り入れるべきだと思う。自主性を重視することは、生産性を上げるだけでなく、人の心を豊かにするだろう(M)。
10 ways to have a better conversation (Celeste Headlee) by SIを見て
会話における10の大切なことを知れてすごく勉強になった。会話において一番大切なことは「聞くこと」というのは意外だった。話すことの工夫が必要だと思っていたからだ。でも、自分の会話を振り返ってみると、ほとんど自分の話だったような気がする。Celesteさんは、「誰もが何かの専門家だ」という。どんな人からも、学ぶ姿勢で会話に臨むべきだと。
僕は自分から進んで会話していくのは苦手だけど、会話スキルを身につけて学ぶ姿勢で会話していきたいと思った。また、人と話す力は教師が教え損ねている最も見過ごされているスキルなので、僕が教師になったときに生徒に伝えたい(M)。